中山間地域フォーラム設立10周年記念シンポジウム

 

進化する地域運営組織!―『地方創生』の次なる焦点」

 


 「地域運営組織」(RMO=Regional Management Organization)! 

 

これまで「手作り自治区」とか「小規模多機能自治組織」とか呼ばれていた住民自治組織ですが、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部の有識者会議で「量的拡大や質的拡充」をめざし法人化を始めとする支援策の検討が進んでおり、「地方創生の次なる焦点」になってきました。

 

 

小学校区などを活動範囲に地域の人々が主体的に参加し、地域の生活や暮らしを守るため、さまざまな課題解決に取り組む組織としての「地域運営組織」は、高齢者の交流・買い物支援、エネルギー確保、6次産業の運営などいわゆるローカルエコノミーを担う事例が少なくありません。

 

 

中山間地域フォーラムは、一昨年のシンポジウムで、根拠の薄い「地方消滅論」に反論し、「田園回帰」の動きが始まっていることを紹介しました。昨年は、「地方には仕事がない」という思い込みから脱し、わずか1%の所得を毎年取り戻せば、地域再生の可能性があることを訴えました。フォーラム設立10周年を迎える今年は、地域の課題をみずから解決する住民組織の活動が地域に仕事を作り、域内の資金の循環率を高めることを、多様な実践事例を踏まえて検証します。また10周年記念として、農業・農村研究の第一人者である識者の講演予定しています。

 

 

 

【テーマ】  「進化する地域運営組織―『地方創生』の次なる焦点」

 

【日時】   20123(土)130分~1750分 

 

【会場】   東京大学弥生講堂一条ホール

 

              (東京都文京区弥生1-1-1、地下鉄南北線東大前駅から1分)

 

【主催】   特定非営利活動法人 中山間地域フォーラム

 

【共催】   島根県中山間地域研究センター 

 

【後援】   (交渉中)(財)農学会、全国山村振興連盟、全国水源の里連絡協議会、全国中山間地域振興対策協議会、特定非営利活動法人地球緑化センター、農山漁村文化協会

 

 

 

【プログラム】 

 

記念講演  農業・農村政策をめぐる基本的課題」 生源寺眞一氏(名古屋大学)

 

基調講演   地域運営組織の可能性―有識者会議の議論を踏まえて」小田切徳美氏(明治大学

 

実践報告  「進化する地域運営組織の実像」

 

1 「山形県川西町―地域リーダーの視点」佐々木賢一氏(東沢地区協働のまちづくり推進会議

 

2 「沖縄県国頭村―地域サポート人の視点」小林和彦氏(前・国頭村地域おこし協力隊)

 

島根県雲南市―行政の視点板持周治氏雲南市 

 

パネルディスカッション  

 

コーディネーター 甲斐良治(農山漁村文化協会) 

 

コメンテーター  有田昭一郎氏(島根県中山間地域研究センター)   

 

報告者も加わり、会場からの質疑を中心に行います。

 

  

 

【共催企画】1217時 島根県中山間地域研究センター・企画展(会場のオープンスペース)

 

     「地域人口分析・推計プログラム」と「地域経済循環分析・所得創出シミュレーションプログラム」の紹介

 

 

 

*シンポジウム終了後、講演者の参加も得て懇親会(会費制)を予定しています。

 

 *シンポジウムに参加の皆様には資料代として2,000円(学生は1,000円)をいただきます。

 

 *シンポジウム及び懇親会には、フォーラム会員でなくても、どなたでも参加できます。

 

           

 

【申し込み方法】 

 

中山間地域フォーラムのホームページhttp://www.chusankan-f.org/の専用申し込みフォームよりお申し込みください。先着300名で、当方から特に連絡がない場合、自動的に受け付けます。        

 

【問い合わせ先】 中山間地域フォーラム事務局(メール:tebento-staff@chusankan-f.org)(事務局には職員は常駐していませんので、メールにてお問い合わせください。)